【メリット/デメリット】文系未経験からSESのエンジニアとして5年弱働いて感じたSESの特徴

ライオンと王冠のイラスト

こんにちは。イラストレーターとして活動しているハセガワです。
僕は、2021年頭頃までSESを事業としている会社でエンジニアとして5年弱働いていました。今回は、当時を振り返ってSES企業の特徴について書いていきます。すべてのSESに当てはまるわけではないと思いますが、SESへ就職を考えている人の参考になればと思います。
早速ですが、僕が感じた特徴は主に次の4つです。

  1. 自社に帰属意識が無い社員が多い
  2. 業務の責任範囲が狭い
  3. 様々な分野の開発案件に携わることになる
  4. すべては客次第

それぞれ詳しく書いていきます。

1.自社に帰属意識が無い社員が多い

SESの働き方は、基本的に客先に常駐して業務を行います。そのため、自社もしくは自社社員との関わりがほぼ無いです。そのため、そもそも自社に対する帰属意識が芽生えにくい環境で働くことになります。僕自身、自社に対する帰属意識はあまり芽生えませんでした。
ちなみに、僕の場合は次の3つタイミングで自社や自社社員と関りを持つことが多かったです。

  1. 自社の社員と同じ客先に常駐しているとき
  2. 月に1度の帰社日
  3. 賞与など年度の節目にある上長との面談

新人の頃は、所謂OJTのような形で自社の先輩と同じ客先に常駐していたので、その方とは毎日顔を合わせていました。しかし、3年目あたりから1人で常駐するようになり、そうなると自社の社員と関りを持つことはほぼありませんでした。月に1度帰社日があったので、その時のみです。その帰社日ですが、帰社しない社員も多かったです。そのため、恐らくですが最後まで会わなかった社員も居たと思います。給与の改定や賞与の時期になると上長との面談があります。内容は事務連絡的なことが主でした。キャリア面談も兼ねていたようなのですが、上長もエンジニア上がりだったからかそれらしい話をできた記憶はあまりありません。転職エージェントの方がキャリア面談らしい面談ができました。
帰社日に帰社しない社員が多いと書きましたが、全社員がそのように帰属意識がないのかと言うとそういうわけではありません。帰属意識があり、会社を良くしようと動いている方もいました。そのため、帰属意識がある人とない人で温度差がありましたが、ある人達はない人達をそういう人だと諦めて、特になにかを無理強いするようなこともなかったです。

2.業務の責任範囲が狭い

PMやPLといったプロジェクトを管理するポジションは、基本的に客先の社員が務めます。そのため、SESのエンジニアはその方たちから割り振られたタスクをこなしていれば問題ありませんでした。僕を含め、同じ客先に常駐していた自社の先輩や、他社から来ていた方で自分より倍近く年上の方でも、そのように業務を行っていました。それ故にSESでは、エンジニアとして一般的なキャリアである「PG→SE→PL→PM」のうち、PL以降を担うことはほぼできないのではないかと思っています。逆に言えば、PLやPMといったマネジメント業務ではなく技術者としてスペシャリストの道を進みたい場合、SESという業態は最適かもしれません。

3.様々な分野の開発案件に携わることになる

僕自身、様々な開発に携わってきました。

①組み込み系
 オフィス機器、社会インフラ系機器
②オープン系
 パッケージソフト
③WEB系
 WEBサイト

システム開発と一括りにしても、その分野ごとに開発方法や必要になる知識、技術が異なるので、一見すると幅広く経験を積めて良いじゃんと思うかもしれません。求人にもそのように書かれていることがあるかと思います。僕自身そう感じていましたが、実際にはそういったメリットよりもデメリットの方が大きいなと感じました。僕が感じたデメリットは次の2つです。

  1. 短期間で勤務地を転々とする
  2. インプットが中途半端になる

僕の場合、5年弱の間に前述した4つの案件に携わりました。その時々で客先も異なり、通勤時間は自宅から数十分の場所もあれば2時間かかる場所もありました。このように短い期間で勤務先が変わるのは思いの外しんどいですし、実際に体験してみてそれによるメリットは何1つ無いと感じています。また、短期間で案件を移動するため各開発分野の理解度はめちゃくちゃ浅いです。慣れてきたころに移動となることが多かったので、にわか知識だけついた感じです。そのため、エンジニアとしての成長度は新人の時と比べて大差ないと感じています。

4.すべては客次第

前述した通り、SESは客先を転々し様々な分野の開発に携わることになるのですが、僕はこれによるメリットよりもデメリットの方が大きいと感じています。しかし、そのデメリットも同じような分野の開発に長く携わらせてもらえるよう会社にお願いすれば解決すると考えると思うのですが、そうでもないです。その理由が「すべては客次第」であるからです。仮に会社にそのようなお願いをした場合、大体はそれを受け入れてくれると思います。ただ、会社が受け入れてくれたとしても客先から今月でお終いねと告げられたらそれで終わりです。そして、同じような分野の案件が見つかるまでいつまでもその社員をプールしておくわけにもいかないので、入れそうな案件にアサインされます。僕自身、入社したての頃にそのようにお願いをしたところ、それを受け入れてもらえました。しかし結局は客次第であるため、そのときの契約が終了したら「経験のため」と言われ、その都度別の案件にアサインされてきました。
ちなみに、これまで携わってきた案件で最後の最後まで残る人は、大体その分野に詳しい人です。例えば組み込み系の案件なら、そのキャリアが長い人です。そのため、SESで働く場合は特定の分野の開発経験を積んだ後、前述した通りスペシャリストの道を進みたい場合のみ中途で入社した方が良いのではないかと思いました。そうすると、良い待遇で自分の得意分野の開発に携わり続けることができます。実際に僕がいた会社ではそのような先輩が居ました。未経験で入社した場合は、僕のような中途半端な経歴になりやすいのではないかと感じています。

まとめ

以上が、実際にSESのエンジニアとして5年弱働いて感じたSES企業の特徴です。これらを良いと捉えるか悪いと捉えるかは人それぞれだと思います。僕は、それらを悪いと感じてしまったのと他の要因もあり、退職してしまいました。

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最後まで見ていただきありがとうございました。