イラストレーターのハセガワ(lit.link)です。
Vectornatorで長くデザインやイラストを制作していると、悩みの種となってくるのがのデバイスの容量圧迫だと思います。
デバイスの容量圧迫問題を解決策の1つが、VectornatorのドキュメントをiCloudで管理する方法です。
今回はデバイスの容量節約のため、VectornatorのドキュメントをiCloudで管理する方法に関して次の観点でご紹介したいと思います。
- VectornatorでiCloud同期を有効化する方法
- VectornatorでiCloud同期できるデータの種類
VectornatorのドキュメントをiCloudで管理する方法以外にも、こちらでさまざまVectornatorの使い方をご紹介しているので、よろしければ下記もあわせてご覧ください。
タップできる目次
VectornatorのデータをiCloudで管理するメリット
Vectornatorは、iPhoneやiPad、MacなどのAppleデバイス向けに提供されているアプリです。
そのため、Vectornatorは標準でデータをiCloudと同期する機能が備わっています。
VectornatorがiCloudと同期できるデータは、大きく次の2つです。
- ツールやドキュメントのプリセット
- 制作したドキュメントそのもの
VectornatorでiCloud同期を有効化することで、これらのデータをiCloudと同期することができるようになります。
クラウドとは?iCloudとは?
クラウドとはデータをデバイスの外に保存して、ネットワークを経由してそれを使う形態の「デバイスの外にあるデータを保存する場所」です。
Vectornatorを使われる方はすでにほかのアプリで馴染みがあるかもしれませんが、iCloudはAppleが提供しているクラウドサービスです。
VectornatorのデータをiCloudで管理することで、デバイスの容量節約につながります。
ただし1つ注意があり、iCloudにはいくつかプランがあってデフォルトでは無料の5GBのストレージプランになっています。
無尽蔵に容量があるわけではないので、必要に応じでiCloudの上位プランを契約してください。
VectornatorでiCloud同期を有効化する方法
まずはVectornatorでiCloud同期を有効化します。
ウィジェットエリアより「設定」をタップします。
クイック設定アイコンをタップすると設定メニューが表示されるので、その中から「環境設定」をタップします。
「環境設定」をタップすると環境設定メニューが表示されるのでその中から「iCloud」をタップします。
「iCloud」をタップするとiCloud同期の「オン/オフスイッチ」が表示されるので、そのスイッチをオンにしてVectornatorのiCloud同期を有効化します。
iCloudを使って異なるデバイスでプリセットを共有する
VectornatorでiCloud同期を有効化すると、次のようなツールのプリセットを異なるデバイスで共有できるようないなります。
- カラーパレット
- カスタムブラシ
- カスタム文書テンプレート
iCloudを使って異なるデバイスでドキュメントを共有する
ツールのプリセットの他にも、ドキュメントそのものを共有できます。
ドキュメントをiCloudに同期する方法が、Vectornatorでは大きく2つあります。
- ドキュメントを直接iCloudへインポート/エクスポートする
- デバイスに保存されたドキュメントをiCloudへ移動する
Vectornatorでは、制作したドキュメントをデバイスへ保存することなく直接iCloudへインポート、またはエクスポートすることができます。
その逆に、1度ローカルに保存したドキュメントを後からiCloudに移動すること可能です。
1度ローカルに保存したドキュメントを後からiCloudに移動するには、Vectornatorを起動したときのギャラリーでiCloudに移動したいドキュメントのサムネイルを長めにタップします。
するとメニューがポップアップされるので、そのメニューから「私のiCloudに移動」をタップします。
VectornatorでiCloud動機を使うと容量の節約になる
以上、デバイスの容量節約のため、VectornatorのドキュメントをiCloudで管理する方法に関して次の観点でご紹介してきました。
- VectornatorでiCloud同期を有効化する方法
- VectornatorでiCloud同期できるデータの種類
VectornatorのiCloud同期を使うとと、それをインストールしているiPhoneやiPad、MacなどのAppleデバイス自体の容量節約になるだけでなく、これらのデータを異なるデバイス間で簡単に共有できるようになります。
わざわざデバイスごとにプリセットをつくる必要がなくなりとても便利になるので、うまく活用してみてください。