Curve(旧Vectornator)でギザギザや緩やかな波線のパスを描く方法

2022/4/7 | Tips, Vectornator, アプリ

イラストレーターのハセガワ(@h_hasegawa8)です。

Vectornatorでロゴやバナーを作っていると、デザインのワンポイントとしてギザギザや緩やかな波線のパスを描くなんてことがあるかと思います。

今回はVectornatorギザギザや緩やかな波線のパスをきれいに描く方法をご紹介します。

Vectornatorでギザギザや緩やかな波線のパスを描く方法

Vectornatorでギザギザや緩やかな波線のパスを描きたいときは、次の流れで作業を行うときれいに描くことができます。

  • アートボードに格子状のグリッドを表示する
  • グリッドにスナップを有効にする
  • ペンツールで波線のパスを描く
  • ノードツールで波線のパスの起伏を調整する

実際に作りながらご説明します。

アートボードに格子状のグリッドを表示する

波線のパスを描き始める前に、アートボードに垂直のグリッドを表示します。

アートボードに垂直グリッドを表示する

ノードツールで波線のパスを描くときに、グリッドの交点を基準にすることでよりきれいな波線のパスを描くことができます。

グリッドにスナップを有効にする

次にグリッドにスナップを有効にします。

グリッドにスナップを有効化する

グリッドにスナップを有効にすると、ノードツールで波線のパスの起伏を調整するときに、アートボードに表示した格子状のグリッドの交点を基準に自動補正がかかるので、よりきれいな波線のパスを描くことができます。

ペンツールで波線のパスを描く

ツールバーよりペンツールを選択して、波線のパスを描きます。

ツールバーよりペンツールを選択

ペンツールでアートボードをタップするとその場所にアンカーポイントが設定されます。

またグリッドにスナップを有効にしているので、グリッドの交点にアンカーポイントを近づけると自動補正されます。

ペンツールでアンカーポイントを設置する

続けてもう1度アートボードをタップするとその場所にもアンカーポイントが設定されて、2つのアンカーポイントの間にベジェ曲線のパスが描かれます。

ペンツールでパスを描く

アートボードに表示した格子状のグリッドの交点をタップして、アンカーポイントを設定しながらパスを描きます。

ペンツールでパスを描く

ノードツールで波線のパスの起伏を調整する

ツールバーよりノードツールを選択して、波線のパスを起伏を調整します。

ツールバーよりノードツールを選択

ノードツールは図形やパスのアンカーポイントを選択して、その位置や形状などを変更できるツールです。

Vectornatorのアンカーポイント(ノード)には4つの種類があります。

シングルハンドルがなく直線直角的なパスを描くことができます。
ミラー長さと角度を左右で共有するハンドルを持ち、カーブするパスを描くことができます。
アシンメトリー角度のみ左右で共有するハンドルを持ち、カーブするパスを描くことができます。
ディスコネクト長さと角度を左右で共有しない独立したハンドルを持ち、カーブするパスを描くことができます。

アンカーポイント(ノード)の種類を変更したいときや現在がどのアンカーポイント(ノード)なのかの確認は、スタイルタブの「ノード」より行うことができます。

スタイルタブのノードセクション

「ハンドル」とは、そのアンカーポイント(ノード)を基点にパスの角度などを調整することができるインターフェースです。

スタイルタブの「ノード」は、ツールバーよりノードツールを選択した状態のときのみ表示されます。

ツールバーよりノードツールを選択して、対象のアンカーポイント(ノード)タップします。

ノードツールでタップされたアンカーポイントは青色になります。

ノードツールでアンカーポイントを選択

ギザギザの波線のパスを描きたいときは、スタイルタブの「ノード」よりシングルのアンカーポイント(ノード)を設定します。

緩やかなの波線のパスを描きたいときは、スタイルタブの「ノード」ミラードのアンカーポイント(ノード)を設定します。

vectornatorで波線を描く

以上の設定をすべてのアンカーポイント(ノード)に行うことで、ギザギザもしくは緩やかな波線のパスを描くことができます。

まとめ

以上がVectornatorでギザギザや緩やかな波線のパスを描く方法です。

アートボードに格子状のグリッドを表示して、それにアンカーポイントをスナップさせることできれいな波線のパスを描くことができます。

ぜひ試してみてください。